友人夫妻の家にぶどうとコーヒー豆を持って伺う。
代わりにベーコンとコーヒー豆と琥珀糖を受け取って帰る。
だいたいここには自家製の鶏ハムを食べに来る。

江戸川区の小岩というと、真っ先に思い浮かぶのはフラワーロードとガッツグリル。

ガッツグリルはその名のとおり、定額でガッツりステーキを食わせてくれる貧乏学生や若手社会人の味方。
調べてみると小岩店はもう閉じており、今は新宿にしかないそうな。

住んでいたころから約20年経つ。
生まれた赤ん坊が成人して子供作れるような年にもなるわけだし、
まぁ仕方ないよね、と、何に言い訳してるのかようわからんような気分。

社会人2年目くらいに引っ越して2年くらい住んでいたが、今はカビたレンズで覗いたようなぼんやりとした記憶だけが残る、20年ってそのくらいの時間だ。

歩いていると、ああ、見た見た、だけどこんな店だったっけ?
といった、昔の彼女と新宿の交差点で行きあった(無論むこうは気づいていない)みたいな甘酸っぱい、ほろ苦いような単に苦いような、まずまずそんな風味を感じる。




高層から見下ろす電車。足元から聞こえてくる地響きが心地よい。


トタンはずっと好き。

背景に溶け込むアイツ。
これからあっちに帰ります。

スカイツリー越しに自分の家の方向を知って、23時過ぎ。
さて、あと何回この町にくるのやら。

友人夫妻(特に奥さんのほう)が焙煎した豆は「ペルー・コチャパンパ」の豆とのこと。
先日夫婦でやってたピザ屋で一杯頂いたが、香り高く、飲みやすく良いお味であった。
30日に挽いて飲む。