054 市川屋珈琲 馬町ブレンド

・豆:馬町ブレンド:12g x2
・引き:15
・水:200 / 水道(浄水)
・蒸らし:30
・注ぎ:4:47前後
・抽出完了:6:15前後
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(既に)懐かしい苦味

寝る前、たくさん飲みたいので倍量で入れる。

無心で挽きはじめてからミルの設定を直していなかった事に気づいた。
+15はちょっと細かすぎる上に、倍量の場合濃いめ苦い目に仕上がることが多いのでちょっと失敗したなと思いつつ、コレも経験だとそのまま入れてみることにした。

初手、匂いは素晴らしい、と思いつつ、強い苦味でちょっと顔をしかめてしまう。
苦い?すっぱい?

疲れもあるのか、苦味と酸味の違いを混同してしまうことがある。
(一般的な定義は置いておいて)僕のコーヒーにおける苦味と酸味の違いは尺度(度量衡?)の違いらしいと考える。

・苦味=重さ、強さ
・酸味=刺激、キレ味

酸味が苦手なのは、コーヒーの「用途」として一息つきたいときに飲むが、大概の刺激がその落ち着きを喝破してしまうものだからだろう。

まれに、切れ味はすごいが刺激が穏やかな酸味を持ったコーヒー(青磁ブレンドとか)があって、そのへんは好みに合致するようだ。

しばし飲んでみて、やっぱり馬町のこれは酸味ではなく苦味だなと思い直した。
わかりやすいのが冷めたときに沈静化するか、ひどくなる(荒くなる)かである。
苦味は沈静化し、柔らかく飲みやすくなり、酸味は参加した鉄のようなサビの風味を持つことが多い。

完全に冷めたあとの馬町はたいへん優しい味だ。

明日、倍量で 25で入れてみよう。