Batisちゃれんじ折り返し。だいぶレンズの挙動やクセみたいなものが体についてきたところで、もうちょい機能を詰めるために機能制限をして撮影。
具体的には撮影距離を絞る。前半はマクロ域〈24〜50cm〉のみを使用。Batis 2/40 CFのCFとはclose focusの略で、マクロレンズによくある撮影距離を制限する機能が付いている。マクロレンズは近接撮影におけるピントの追い込みのため、レンズの回転角がかなり多く設定されているため、あえて回転角を絞るスイッチがついている。
みたいな話はさておき、この機能を使ってマクロ域のみの撮影を実施した。
結果:キツい。
そりゃそうでしょ、夜景撮りなんてほぼ遠景、月なんかも入れれば無限遠も使うことがあるのに、手元の25cmやそこらにフォーカスを限定したらそりゃきつい。
10分もしないうちに撮影自体がかなり苦痛になってきたが、修行だと諦めながらいろいろ試しているうち、F値を抑えてパンフォーカスっぽく仕上げればなんとか遠景もいけるのだ、ということを思い出した。
ということでピンボケも含む遠景夜景写真をclose focusモードで撮るという意味不明の縛り夜景。
案外面白かったのが、絞り過ぎの回折現象と高感度ノイズがまじって、なんとなく失敗したフィルムカメラの写真みたいなのがちらほらでてきた。
MF機能を人に説明する時、「これは、ピントを合わせるための機能じゃなくて、自分の意図通りにピントを外すための機能だ」
と明らかに一般的には眉唾な理論を提唱しているのだが、今回のCFテストもそれに近いもんを感じていた。
明るいレンズを夜間あえて絞る面白さというか。
ぼちぼち三脚の出番かもしれないなーと思っている昨今です。
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