柏の葉キャンパス、明けて三日目の9/19。
前日のベタ降りが嘘のような快晴、気持ち良い朝。

069 ホテル・トリフィート柏の葉

・ドリンクバー:コーヒー
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ビュッフェメニューを片付けて飲むエスプレッソは、エスプレッソマシーンから出てきているというだけであんまりエスプレッソ感がない。

いや、お前がエスプレッソの何を知ってるんだという話だけれど、挽いた強い香りとか焦げた豆の匂いとか、刺さるような酸味とか、そういう「それっぽさ」みたいなものとは無縁の味である。
が、嫌いじゃない。

世の中はこういう「嫌いじゃない」もので溢れている。
そこの閾値が広いか狭いかで生きやすさが決まっていくのかな、と考えたが、わりと閾値広いわりに生きやすさを感じたことは生まれてこのかたない。

ということはそれは間違っているということか。
持ち帰りのカップの端の穴の広さくらいの生きやすさで生きている。



070-071 サフランカフェ

・SPコーヒー(マラウイ・ミスク・チノシコ)
・コーヒー(ICE:トアルコトラジャ)
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うどんを食べて満腹になったあと、近場でコーヒー飲もう、と入ったお店。

店内はかなり余裕があり、お客さんもそこそこ、とまばら、の中間程度でよい空間。
前日からチェーン店しか経由していない身としては、期待半分諦観半分といったところ。
薄暗く小物も効いた店内ということで、おしゃれ、スイーツ志向なのかな、とコーヒーそのものについての期待はそんなにしていなかったのだが、結果大間違いであった。

SPコーヒーは強酸系。豆はマラウイ、ミスク、チノシコとこーひー初心者には一切聞いたことのないラインナップ。
ノーマル400円のSP450円なので、よくわからない50円差でSPを頼んだ程度。
「フルーティ」「ダークチェリー」と黒板に銘打ってあったが、フルーティと書いてあるやつはたいてい苦手なんだよな、という偏見たっぷりで口にしたところその偏見を覆される。

ああ。これは行ける酸味だなと思った。フルーティというキーワードにも納得がいく。
というより、むしろこれがフルーティでよそのはちょっと違う感じがする。

冷めると酸味による刺激が若干強まるが、まだまだ「好き」な部類で「嫌いじゃない」には入っていない。
SPコーヒーなので安定供給はなさそうだけど、安定供給されたらラインナップに加えたい味であった。



友人が一緒に飲んでいたアイスコーヒーもおかわりで飲む。
ああ、これも良い。トアルコトラジャという、これもあんまり聞いたことのない豆を使っているとのこと。
冷たい中でもちゃんと主張しつつ苦味はほどほど。

料理やデザートも売りなようなので近所にないのがちょっと惜しいお店である。
ちなみにメインはパン屋らしい。千葉の名店に認定する。